【完全版】海外eSIMでLINE通話・電話は使える?旅行先で家族と連絡する方法
海外eSIMでLINE・電話・SMSが使えるかを解説します。
データeSIMでできること・できないこと、電話番号が必要な場合の3つの選択肢、SMS認証対策、シーン別のおすすめまで整理して紹介します。
結論:データeSIMでは「LINEは使える・電話とSMSは基本不可」
海外旅行でeSIMを使うときに気になるのが、日本との連絡手段です。
結論から言うと、LINEは使える一方、通常の音声通話とSMS(ショートメッセージ)は基本的に使えません。
まずこの原則を押さえておきましょう。
まず知っておきたい結論
海外eSIMの大半は「データ通信専用」で、電話番号は付与されません。
インターネット回線さえあれば使えるLINEやWhatsAppなどのメッセージアプリは問題なく使える一方、従来型の電話(090など)とSMS(ショートメッセージ)は基本的に使えません。
電話番号で連絡を取りたい場合は「電話番号付きeSIM」を別途選ぶか、日本のSIMを副回線で残す工夫が必要です。
よくある誤解を最初に整理
海外eSIMについてよくある誤解を整理しておきます。
特にSMS認証の扱いは旅行前に確認しておくべきポイントです。
- 「eSIM=電話番号がもらえる」は誤解(海外eSIMはデータ専用が多数)
- 「データeSIMでもLINE通話はできるから問題ない」は半分正解(LINE同士のみ)
- 「SMSは普通に届く」は誤解(データeSIMでは受信不可が多い)
- 「日本のSIMをオフにすれば楽」は危険(SMS認証が届かなくなる)
LINEで使える機能と使えない機能
LINEはインターネット経由で動作するため、eSIMで通信できていれば国内とほぼ同じように使えます。
具体的にどの機能が使えるかを整理します。
使える:テキスト・画像・スタンプのやり取り
LINEはインターネット経由で動作するため、eSIMでデータ通信できていれば国内と同じように使えます。
テキスト・画像・動画・スタンプの送受信に制限はなく、トーク履歴の同期も普段どおり動作します。
相手が日本にいてもLINE同士なら国内料金と同じ感覚で使えるため、家族や友人との連絡はLINEが最も便利です。
使える:LINE通話・LINEビデオ通話
LINE通話は相手もLINEユーザー同士なら、データ通信を使って無料で通話できます。
音質も国内とほぼ同じで、ビデオ通話も可能です。
ただし通話時間分のデータ通信量を消費するため、容量プランに余裕を持たせるのがおすすめです。
- LINE音声通話:約30MB/時が目安
- LINEビデオ通話:約300MB/時が目安
- 長時間通話する予定があるなら大容量プランを選択
使える:LINE無料電話(LINE Out Free)の制限付き利用
LINE Out Freeは特定の国の固定電話へ広告視聴を条件に無料で発信できる機能です。
海外でも使えますが、広告再生のたびにデータ通信を消費します。
日本の家族の携帯電話へ発信したい場合は、有料のLINE Outプリペイドコースが必要です。
使える:LINE Pay等の決済・認証
データ通信できれば、LINE Payは国内と同様に使えます。
ただし認証にSMSが必要な場面では別途対策が必要です(次章で解説)。
LINEが使いにくい・使えない国
中国本土ではLINE・WhatsAppなどは検閲で使えないことがあり、VPN必須となります。
ロシア・イラン等も一部制限があります。
渡航先での対応状況は、出発前に最新情報で確認してください。
電話番号で発信・着信したい時の3つの選択肢
日本の電話番号で発信・着信したい場合は、以下の3つの選択肢があります。
用途に応じて組み合わせるのが実践的です。
選択肢1:通話対応eSIM(電話番号付き)
一部のeSIMサービスでは、現地の電話番号が付与される通話対応プランを提供しています。
現地国内への発信・着信が可能で、法人出張や現地でのホテル・レストラン予約が多い場合に有効です。
ただし日本の電話番号ではないため、日本への発信は国際電話料金がかかります。
選択肢2:日本のSIMを副回線として残す
日本の主回線(物理SIMまたはeSIM)を残したまま、海外eSIMとデュアルSIM運用する方法です。
短期旅行では最もバランスが良い構成です。
- 通話はローミングONで受信可能(発信・送信は高額)
- 銀行・クレカのSMS認証も届く
- 重要な連絡は日本番号で受け、通常の通信は海外eSIMで済ます使い分け
- データローミングはOFFにすれば高額請求の心配なし
選択肢3:IP電話アプリ(Skype・SMARTalkなど)
IP電話アプリで日本の電話番号へ発信することも可能です。
料金はSkypeで日本宛て1分あたり約3円〜で、データ通信を使うためeSIMの容量内で発信できます。
着信は基本的にできない(専用番号付きプランを除く)点に注意してください。
3つの選択肢の使い分け
旅行のスタイルに応じた組み合わせは以下のとおりです。
複数を組み合わせても問題ありません。
- 短期旅行で日本との連絡がメイン:日本SIM残すのが最もシンプル
- 現地でタクシー・レストラン予約が多い:通話対応eSIM
- 緊急時のみ日本へ発信したい:IP電話アプリを備えておく
- 組み合わせ:日本SIM副回線+海外eSIM主回線+IP電話備え
SMS受信の扱いと認証対策
海外旅行で意外と困るのが、銀行・クレジットカードのSMS認証です。
事前に対策しておかないと、現地で取引が進まない事態になりかねません。
海外eSIMでSMSを受信できるか
データ専用eSIMは基本的にSMS受信不可です。
一部のサービスで「SMS受信対応」プランもありますが料金はやや高めです。
日本の電話番号宛てのSMSは、日本のSIM側で受信するのが一般的です。
困るケース:銀行・クレカのSMS認証
楽天カード・三井住友カードなどの本人認証がSMSで届くケースでは、海外旅行中にオンラインショッピングや振込で認証が必要になります。
日本のSIMをオフにしていると受信できず、取引が進みません。
対策1:日本SIMを副回線で残す
最も簡単で確実な方法です。
データローミングはOFF、通話・SMS回線はONに設定します。
日本キャリアによってはSMS受信のみ無料のプランもあり、追加料金を気にせず認証SMSを受け取れます。
対策2:認証アプリへの事前移行
Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどの認証アプリを出発前に設定し、SMSに頼らない2段階認証に切り替えておく方法です。
対応サービスは年々増えており、マイナポータルや各種銀行も移行可能です。
対策3:海外対応の本人確認サービスを活用
一部のクレジットカードは、海外旅行中の認証方法に「メール」や「アプリ」を用意しています。
出発前にアプリで認証設定を確認しておきましょう。
Apple PayやGoogle Pay経由なら認証不要で決済できるケースもあります。
シーン別おすすめの組み合わせ
旅行スタイルや連絡手段の重要度によって、おすすめの構成は変わります。
代表的な3パターンを紹介します。
シーン1:家族連絡がメイン(20〜40代・短期旅行者)
LINEで全て済ませられるため、データeSIM単体で十分です。
日本のSIMを副回線で残してSMS認証や緊急着信に備えるのがおすすめです。
データ容量は1日あたり1GB以上のプランが無難で、LINE通話やGoogleマップで消費する分に余裕を持たせておきます。
シーン2:仕事で電話必須(出張・商談)
通話対応eSIMか、日本SIMをフル活用するプランが必要です。
データeSIMに加えてローミング対応の日本SIMを副回線で残し、重要な電話は日本番号で受けるのが現実的です。
IP電話アプリも備えておくと現地発信時に便利で、データ容量は大容量か無制限を推奨します。
シーン3:シニア向け(両親や祖父母が旅行など)
設定の複雑さが不安なので、シンプルな構成がベストです。
TRAVeSIMのような日本語サポートが充実したサービスをおすすめします。
子世代がセットアップを代行し、現地では機内モードOFFだけで繋がる状態にしておくと、親御さん側の負担が減ります。
LINEが使えれば連絡手段として十分です。
おすすめ3社の特徴
海外eSIMは3社(Airalo・Saily・TRAVeSIM)を中心に比較するのがおすすめです。
連絡手段の視点でまとめると、初めての方やシニアにはTRAVeSIMが第一候補になりやすいです。
- Airalo:対応国数重視、周遊に強い(英語サポート)
- Saily:短期滞在のコスパ重視(英語サポート)
- TRAVeSIM:日本語サポートで不安解消、初めての海外eSIMに最適
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
まとめ|LINEは使える・電話とSMSは工夫が必要
海外eSIMはデータ通信専用のため、LINEは問題なく使えますが、電話番号での発信・着信とSMS受信には工夫が必要です。
日本SIMを副回線で残すデュアルSIM運用が、短期旅行では最もバランスの良い選択になります。
- 海外eSIMはデータ通信専用が多く、LINEは問題なく使える
- 電話番号は「通話対応eSIM」「日本SIM副回線」「IP電話アプリ」で対応
- SMS認証は日本SIMを副回線で残すか、認証アプリに事前移行が安全
- LINE通話のデータ消費は音声30MB/時、ビデオ300MB/時が目安
- 短期旅行なら「データeSIM+日本SIM副回線」がバランス最良
- 初めての方・シニアは日本語サポート充実のTRAVeSIMがおすすめ
自分の旅行スタイルに合ったサービスを選びたい方は、短期旅行者向け3社を比較した記事もあわせてご覧ください。