子供のスマホに海外eSIMは入れられる?親が買って設定する方法と注意点
家族での海外旅行が決まると、意外と迷うのが子供のスマホの通信手段です。
「大人と同じように海外eSIMを入れていいのか」「フィルタリングをかけたままで動くのか」と気になりますよね。
結論から言うと、子供のスマホにも海外eSIMは入れられます。
ただし購入と設定は親が行うのが前提で、子供のスマホ特有のつまずきポイントが3つあります。
この記事では、対応機種の確認から出発前の設定手順まで、親がやることを順番に解説します。
結論:子供のスマホにも海外eSIMは入れられる|購入と設定は親が担当
海外eSIMに「子供用」という区別はなく、端末さえ対応していれば大人のスマホと同じように使えます。
一方で、子供のスマホならではのつまずきポイントが3つあります。
| つまずきポイント | よくあるケース | 対処 |
|---|---|---|
| ①端末が非対応 | おさがりの古い機種やキッズスマホ | EIDとSIMロックを出発前に確認する |
| ②年齢の規約 | 子供名義でのアカウント作成 | 親のアカウントで購入して配る |
| ③見守り設定の制限 | スクリーンタイムでeSIMの設定ができない | 出発前に一時的に変更を許可する |
それぞれ順番に見ていきましょう。
まず確認:子供のスマホでeSIMを使う条件は2つ
①eSIM対応の機種かどうか
iPhoneは近年のモデルの多くがeSIMに対応しています。
設定、一般、情報の順に開いて「EID」という項目があれば、その端末はeSIMに対応しています。
Androidは機種によって対応が分かれ、低価格帯のモデルでは非対応のこともあります。
電話アプリで*#06#と入力してEIDが表示されるかどうかでも確認できます。
キッズケータイやジュニア向けスマホは、eSIMに対応していないことが多い点に注意してください。
キッズ携帯が海外で使えない理由と、旅行中の子供の連絡手段は、以下の記事で詳しく解説しています。

②SIMロックが解除されているか
子供のスマホは親のおさがりというご家庭も多いはずです。
数年前にキャリアで購入した機種は、SIMロックがかかったままのことがあります。
iPhoneなら設定、一般、情報の「SIMロック」欄で確認できます。
「SIMロックなし」と表示されていれば、そのまま海外eSIMを利用できます。
ロックが残っている場合は、契約しているキャリアのマイページからオンラインで解除手続きができます。
年齢の規約は親のアカウント購入でクリアできる
海外eSIMの各サービスには、年齢や保護者の同意に関する規定があります。
たとえばtrifaの利用規約では、未成年者は親権者など法定代理人の同意を得たうえで利用することとされています。
Airaloの利用規約でも、13歳以上であることが利用の条件です。
そのため、子供に自分でアカウントを作らせるのではなく、親が自分のアカウントで人数分を購入して配るのが確実です。
支払いも親のクレジットカード1枚にまとまるため、管理の手間も減ります。
具体的な買い方と配り方は、海外eSIMは家族分まとめて買える?1人で購入して配る方法と注意点で詳しく解説しています。
iPhoneで最重要:スクリーンタイムがeSIMの設定をブロックすることがある
子供のiPhoneにスクリーンタイムで制限をかけているご家庭は、ここがいちばんのつまずきポイントです。
スクリーンタイムのコンテンツとプライバシーの制限には、「モバイルデータ通信」の設定変更を許可するかどうかの項目があります。
Appleの公式案内でも、この項目でモバイルデータ通信の設定の変更を禁止できると説明されています。
ここが「許可しない」になっていると、eSIMの追加や回線の切り替えといった操作ができません。
設定アプリのモバイル通信の項目がグレー表示になってタップできない場合は、この制限が原因の可能性が高いです。
対処はシンプルで、出発前に親がスクリーンタイムのパスコードを使って一時的に「許可」へ切り替えます。
場所は、設定、スクリーンタイム、コンテンツとプライバシーの制限、モバイルデータ通信の順です。
旅行中は現地で回線の切り替えが発生することもあるため、帰国まで「許可」のままにしておくと運用が楽です。
設定を勝手に変えられたくない場合は、切り替えの操作は親がやると家族で決めておきましょう。
フィルタリングは海外eSIMの回線でも動く
「海外のeSIMに切り替えたら、フィルタリングが外れてしまうのでは」と心配になりますよね。
あんしんフィルターのようなアプリ型のフィルタリングは、海外eSIMの回線でも動作します。
たとえばワイモバイル版のあんしんフィルターは、3G、4G、5G、Wi-Fiとすべての通信に対応していると公式に案内されています。
スクリーンタイムのWebコンテンツ制限も端末側の機能のため、回線が変わっても有効なままです。
注意したいのは利用時間の制限です。
あんしんフィルター for auの公式案内では、海外で利用する場合でも利用時間帯の設定は日本時間で動作するとされています。
時差の大きい国では、日本の夜間の制限が現地の日中にかかってしまうことがあります。
たとえば日本とハワイの時差は19時間のため、日本時間21時から翌7時の制限は現地のおおよそ深夜2時から昼12時に相当します。
旅行の期間だけ利用時間の設定をゆるめておくと、現地で「スマホが使えない」と困らずに済みます。
出発前に親がやること5ステップ
- 端末の確認:子供のスマホのeSIM対応とSIMロックをチェックする
- 購入:親のアカウントで子供の分のeSIMを購入する
- 制限の一時解除:スクリーンタイムのモバイルデータ通信の変更を「許可」にする
- インストール:子供の端末にeSIMを追加し、主回線のデータローミングがオフになっているか確認する
- 共有:現地での切り替え手順を親子で確認し、操作は親が担当すると決めておく
子供の分の容量に迷ったら、1日にどれくらいギガを使うかの目安を参考に決めてください。
よくある質問
Q. 子供が小学生でも海外eSIMを使えますか?
端末が対応していれば、年齢が理由で通信できないということはありません。
購入は親のアカウントで行い、インストールや設定も親が代わりに操作してあげてください。
Q. 子供の分だけデータ容量を小さくすることはできますか?
できます。
eSIMは1人ずつ別のプランを選べるため、動画をあまり見ない子供の分は小さめの容量にして節約できます。
Q. 親のスマホのテザリングで済ませるのはだめですか?
短時間の利用なら選択肢になります。
ただし親子で離れて行動できず、親のスマホの電池消耗も早くなるため、別行動の予定があるなら1人1枚が安心です。
Q. キッズケータイやキッズスマホにも入れられますか?
eSIM非対応の機種が多く、その場合は入れられません。
家族で1台のレンタルWiFiを共有する方法もあるため、海外でスマホをそのまま使う方法と3つの選択肢も参考にしてください。

Q. 旅行が終わったら子供のスマホのeSIMは削除していいですか?
使い切りタイプのプランなら削除して問題ありません。
削除の手順と日本の回線に戻す設定は、海外eSIM帰国後の削除手順と日本SIMへの戻し方で解説しています。

まとめ
子供のスマホにも海外eSIMは入れられます。
ポイントは、端末の対応確認、親のアカウントでの購入、スクリーンタイムの一時的な変更許可の3つです。
フィルタリングはアプリ型なら海外でも有効なまま使えるので、見守り設定を外す必要はありません。
時間制限だけは日本時間で動くため、時差に合わせて調整しておきましょう。
家族全員分をまとめて手配する手順は、海外eSIMは家族分まとめて買える?1人で購入して配る方法と注意点にまとめています。
出発前の少しの準備で、現地のトラブルはほとんど防げます。

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